ミルコ絶好調、マイルCSも神騎乗。GI年間6勝で武豊らの記録に並ぶ。

勝利数ではルメール、戸崎に次ぐ3位だが、ミルコ・デムーロの勝率、獲得賞金は1位。特に重賞での強さは強烈だ。

前週につづき、またまたミルコだった。
秋のマイル王を決める第34回マイルチャンピオンシップ(11月19日、京都芝外回り1600m、3歳以上GI)を勝ったのは、ミルコ・デムーロが騎乗した4番人気のペルシアンナイト(牡3歳、父ハービンジャー、栗東・池江泰寿厩舎)だった。
デムーロは、歴代最多タイとなる年間JRA・GI6勝目をマークしたと同時に、GI騎乗機会10戦連続3着以内とし、自身の記録を更新した。
ペルシアンナイトは、大外18番枠から速いスタートを切った。少しずつポジションを下げながら内に入り、3コーナーを回るときには内から2頭目にいた。
そのままコースロスなく後方の内を通って4コーナーを回り、直線へ。馬群がバラけるのを待ってから追い出し、馬場の真ん中から抜け出しをはかるエアスピネルの真後ろから脚を伸ばす。
ラスト200m地点でエアスピネルが先頭に立った。
ペルシアンナイトはその3馬身ほど後ろから、外のサングレーザーと馬体を併せて猛然とスパートをかける。抜け出したエアスピネルとの差を1完歩ごとに詰め、外から並びかけ、ハナ差だけ出たところがゴールだった。

難しいことを簡単にやってのけるデムーロ。

勝ちタイムは1分33秒8。午前中まで重発表だった稍重馬場でも、持ち味の鋭い末脚はそのままだった。これがGI初勝利。皐月賞で僚馬アルアインの2着に敗れた悔しさを晴らした。
「写真判定で勝ったかどうかわからなかったので、緊張した。いい馬です。いつも頑張って走ってくれます」とデムーロ。
勝つにはここを通るしかない、というコース取りを、ゴールから逆算して選んでいたかのようだった。大外枠からスムーズに内に入れ、直線で、絶対に下がってこないエアスピネルの後ろを瞬時に選んだ。それを難しそうに見せずにやってのけるところが、今のデムーロのすごさだ。

3歳馬にとっては厳しいマイルCSだけに、価値ある1勝。

「枠は外すぎたので気にしていた。昨日、雨が降ったのも嫌だった。いつもスタートがよく、今日もよかった。まだ3歳だから、馬の間に入ると気にしていたけど、手応えは楽でした」
3歳馬がマイルチャンピオンシップを勝つのは、2000年のアグネスデジタル以来17年ぶり。翌'01年から3歳馬の斤量が1キロ増えて古馬と1キロ差に詰まり、条件が厳しくなってからの勝利だけに、余計に価値がある。
エアスピネルから半馬身差の3着も3歳のサングレーザー、4着も3歳の桜花賞馬レーヌミノルと、前週のエリザベス女王杯につづき、3歳馬がレベルの高さを見せつけた。
また、秋華賞のディアドラ、エリザベス女王杯のモズカッチャン、そしてこのペルシアンナイトと、ハービンジャー産駒の活躍がつづいている。京都コースが合うのか、荒れた馬場を味方につけたのか、その両方か。
ペルシアンナイトの母系は、生産者の追分ファーム、管理する池江泰寿調教師と父の池江泰郎元調教師ゆかりの血統で、伯父にフェブラリーステークスなどを勝ったゴールドアリュールがいる。どちらかというとダートでの活躍馬が目立つファミリーだけに、ペルシアンナイトにも、まだ別の引き出しがあるのかもしれない。

異なる馬で6勝、新記録までチャンスは6レース

もちろん、走るのは馬なのだし、ペルシアンナイトの強さを素直に讃えるべきだが、デムーロだから力を引き出し、勝つことができたと言っていいだろう。
年間GI6勝はタイ記録だが、異なる馬で6勝したのは彼だけだ。
エアスピネルは、騎乗したライアン・ムーアがコメントしたように、勝てる競馬をしていたが、早めに先頭に立ったぶん目標にされてしまった。この馬は、朝日杯フューチュリティステークスを勝ちそうになったところでリオンディーズにかわされたのだが、そのときリオンディーズに乗っていたのもデムーロだった。
前週のエリザベス女王杯も、この週も「ミルコ祭」となったわけだが、それは今週のジャパンカップでもつづくのだろうか。騎乗するのは宝塚記念を勝ったサトノクラウンか、昨年の3着馬シュヴァルグランか。いずれにしても、武豊・キタサンブラックとの戦いが楽しみだ。


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