ハービンジャー産駒G1を3勝 悪天候追い風に

 種牡馬ハービンジャー(11歳)の子供が秋の京都競馬のG1で3勝を挙げる活躍をみせた。勝ったのはすべて栗東所属の3歳馬。10月15日の牝馬3冠最終戦、秋華賞(芝2000メートル)でディアドラ(橋田満厩舎)が、ハービンジャー産駒初のG1制覇を果たすと、11月12日のエリザベス女王杯(芝2200メートル)、19日のマイルチャンピオンシップ(芝1600メートル)と同産駒が立て続けに優勝した。

 ハービンジャー産駒は2014年にデビューして以降、G1では振るわず、16年までは3着以内に入った馬が1頭もいなかった。得意なのは、力のいる洋芝で小回りコースの函館競馬場といった具合に、活躍できる競馬場が限られる印象が強く、G1の行われる主要コースのスピード勝負では分が悪い感があった。それは数字にも表れており、出走した産駒が2着以内に入った割合を示す連対率(ダート、障害も含む)は函館競馬場で23.0%を記録する以外は、すべて2割以下。京都も16.4%にとどまる。

 それではなぜ、この秋の京都で一気に3つもG1を勝てたのか。最大の理由は、競馬の開催日に天候が悪化し、馬場状態が悪くなったことだろう。ディアドラが勝った秋華賞は重馬場。その後、10月21、22、28、29日と続けて馬場が重、不良に悪化した。22日の菊花賞(G1、芝3000メートル)では勝ち馬の走破タイムが3分18秒9と例年より15秒程度も遅くなるなど、数十年に一度という極限のレベルにまで馬場が悪くなった。

マイルCSを勝ったペルシアンナイト(右)は秋に馬体が成長した=共同

マイルCSを勝ったペルシアンナイト(右)は秋に馬体が成長した=共同

 モズカッチャン(牝、鮫島一歩厩舎)が優勝したエリザベス女王杯は良、ペルシアンナイト(牡、池江泰寿厩舎)が勝ったマイルCSはやや重馬場で行われたが、10月下旬の雨の影響で馬場は荒れ、力のいる状態だった。これがハービンジャー産駒に向いたのだろう。

 3頭が夏から秋にかけて、ぐんと成長したのも大きい。5月の3歳牝馬の2冠目、オークス(G1)と比べ、秋華賞のディアドラは12キロ、エリザベス女王杯のモズカッチャンは8キロ体重が増えていた。ペルシアンナイトもマイルCSの馬体重が10月の秋初戦と比べ、12キロ増。「春は飼い葉食いが細かったが、秋になってどんどん食べるようになった。調教もハードにこなしてくれた」と池江調教師はいう。

 現役時代、英国で走った父は4歳時に急成長。4連勝でG1を制した。G1馬となった3頭の産駒も今後の成長が見込める。馬場状態の良いG1で勝ち、父の評価をさらに高めたいところだ。

(関根慶太郎)


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