【京王杯2歳S=血統調査】タワーオブロンドン 国内外でGI馬排出した“キセキの血脈”

【京王杯2歳S(土曜=4日、東京芝1400メートル)血統調査】クローバー賞ではダブルシャープに差し返されて2着に敗れたタワーオブロンドンだが、ききょうSでは3馬身半差の快勝。ここは同距離だけに連勝のチャンスだ。

 母スノーパインは仏2勝で、昨年の皐月賞馬ディーマジェスティの母エルメスティアラの半妹となる。祖母シンコウエルメスはアイルランド産の(外)で3歳4月にようやくデビュー。しかし、このレースで5着した後、重傷を負ってしまう。予後不良となってもおかしくなかったが、半兄に英愛ダービー馬のジェネラスがいるという良血馬。この血を残したいということで手術に踏み切り、何とか一命を取り留めた。

 エルメスティアラに続きエリザベス女王杯3着など重賞で実績を残したエルノヴァを産んだシンコウエルメスだったが、産駒の活躍を見ることなく、2000年にはアイルランドへ再輸出。英GIIIミュージドラS・2着のグレンイネス、仏GIIIフロール賞3着のレイクトーヤ、仏GIIIシェーヌ賞3着のシックスセンスを出した。

 このシンコウエルメスの11番目の子スノーパインがレイヴンズパス(カジノドライヴが出走した08年のBCクラシックの勝ち馬)の種を宿して輸入され、日本で生まれたのがタワーオブロンドンだ。今年5月にはレイクトーヤ産駒ソウベツが仏GIサンタラリ賞を制覇。奇跡的につながったシンコウエルメスの血は国内外でGI馬を輩出した。タワーオブロンドンもこれからどんな展開を見せるか楽しみだ。


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