【ジャパンC】名伯楽・藤沢和雄調教師、ダービー馬レイデオロとオークス馬ソウルスターリングの3歳 …

 第37回ジャパンC・G1(26日、東京)に、数々の名馬を育ててきた名伯楽、藤沢和雄調教師(66)=美浦=が、今年の日本ダービー馬レイデオロとオークス馬ソウルスターリングのツートップを送り込む。今秋はエリザベス女王杯(モズカッチャン)、マイルCS(ペルシアンナイト)とG1・2連勝中など3歳馬が絶好調。世代を代表する2騎で、12年ジェンティルドンナ以来の3歳馬の勝利を目指す。

 東京の芝2400メートル。今回と同じ舞台で3歳馬の頂点に立った2頭を、藤沢和調教師は現役NO1決定戦に送り込んできた。日本ダービー馬レイデオロと、オークス馬ソウルスターリング。挑戦の理由は、このひと言に凝縮される。

 「強い馬はやっぱり、強い馬と戦って強くなるんだろうから」

 これまで数々の3歳馬で古馬G1に参戦。勝つことの難しさは感じている。ジャパンCには過去4頭の3歳馬を出走。2キロの斤量差があっても、力の差は埋まらなかった。

 「古馬の一線級相手は大変。長年やっていてそう思った。シンボリクリスエス(3、4歳時の02、03年に連続3着)の時も、ゼンノロブロイ(4歳時の04年に勝利)の時も。クリスエスは外国産馬で割としっかりした部類だったけれど、それでも3歳っていうのは大変だと思ってやっていた。ロブロイは内国産だから余計、そう思った。いつも言うように、3歳と古馬は力の差がある。やっぱりキタサン(ブラック)や(サトノ)クラウンは強いよ。ここらでどのくらいやれるのか。一応ダービー馬だから、頑張ってほしいなと思います」

 シンボリクリスエスを母の父に持つ、そのレイデオロは秋の大目標をここに定め、ステップレースに神戸新聞杯を選択。横綱相撲で快勝した。

 「ちょうどいいレースがなかったし、調整も日程的に楽だったから。スタートが良かったな。すごく競馬が上手で、びっくりした」

 その年の日本ダービー馬は過去に11頭が参戦。01年ジャングルポケット以来、2頭目の快挙に向けて手応えもある。

 「不安っていうより楽しみだよね。言い訳なしの東京の2400メートルで。馬は大きくなってるし、もともと穏やかな馬だけれど、もっと穏やかになった。ハンドルも利くようになった」

 ソウルスターリングは、藤沢師にとって2度目となる3歳牝馬の挑戦。オークス4着から臨んだスティンガーは毎日王冠、天皇賞・秋、ジャパンCと全く同じローテーションだった。

 「スティンガーより距離はもつからね。最後は1200メートルで走ったようにスピード馬で、もって1800メートルの馬だった。ソウルスターリングはオークスで距離をこなして、しまいの脚もしっかりしていた。それは大きな強み。春は2400メートルは長いかもと感じていて、オークスは負けるけど桜花賞は勝つと思っていた。見る目ないよな、調教師なのに(笑い)」

 レイデオロと同様にラスト1冠には向かわず、古馬の王道路線に。目標とした天皇賞は6着に敗れた。

 「馬場が悪かったし、外を回ってごちゃついた。4コーナーで内外の差は大きかった。しょうがない、競馬だから。それでも女馬で最後まで頑張った。悪い競馬じゃなかった。毎日王冠(8着)と違って、しまいはしっかり走っていた。頑張り屋だからね。全くギブアップしていなかった」

 「あんなに馬場が悪かったのはタイキシャトルの安田記念(98年)以来」と悔やんだが、幸いダメージはなく、参戦を決めた。

 「状態が悪かったら使わないよ。体調は良さそう。状態が良ければ3戦行こうという話だったから。不良馬場だったけれど、反動はないみたい」

 “藤沢ブランド”の血が通うレイデオロと、世界的良血ソウルスターリング。長い目で育てる藤沢師にとっては今回も通過点のひとつだが、世代の枠を超えて羽ばたくことを信じている。(石野 静香)

 <レイデオロ集中力が完璧!>

 ○…12年ジェンティルドンナ以来となる3歳馬Vを目指すレイデオロは、10月27日に福島県のノーザンファーム天栄から帰厩。先週15日はルメールを背に、美浦・Wコースで5ハロン69秒1―13秒0。3頭併せで併入し、終始余裕を感じさせた。ルメールは「ハミを取った後の集中力が完璧だった。追い切り後はリラックスして息も入った。パーフェクトホース」と好感触をつかんでいた。

 <ソウルスターリング「順調」>

 ○…その年のオークス馬の参戦は、15年のミッキークイーン(8着)以来、史上5頭目。ソウルスターリングはこの中間、在厩調整され、先週15日は美浦・Wコースで騎乗した調教助手が手綱を引くほどの行きっぷりを見せた。「順調だよ。向こう(関西)に行かずに、地元で競馬しているから調整は楽だよね」と藤沢和調教師。今週の最終追い切りは初コンビのCデムーロがまたがる予定。

 ◆藤沢 和雄(ふじさわ・かずお)1951年9月22日、北海道生まれ。66歳。87年にJRA調教師免許を取得。88年に開業し、JRA最多勝利12回、最高勝率9回、最多賞金獲得8回など、輝かしい成績を残す現役唯一の1000勝トレーナー。ジャパンCには最多の18頭を送り込み【10512】。04年にゼンノロブロイで勝利。JRA通算1375勝。重賞104勝、うちG1・26勝。


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