【オールカマー】ルージュバック 中山での勝因は“3週間競馬”にあり

北村宏=ルージュバック(左)は最内を一気に抜けて重賞4勝目を挙げた

 GIIオールカマー(24日=中山芝外2200メートル)は5番人気のルージュバック(牝5・大竹)が好位から差し切り勝ち。これまでのイメージを覆すポジティブなレース運びを見せた彼女に一体何があったのか? 陣営の話から調整過程の変化をひもといてみた。

 大竹調教師と北村宏が口を揃えたのは「スタートが良かった」というワンフレーズ。トレーナーは「正直、びっくりした」と続けたほどだった。実際、これまでにない好スタートを切るとすぐに進路を最内へ。好位の4番手という積極的な運びを見せた。これまでは出たなりで進めて、末脚の切れを生かすという形。昨年の毎日王冠もそんなスタイルでの勝利だったことを思えば、かなりのイメージチェンジだ。

 久々は走るタイプ。よほど走る気に満ちた状態が今回の好走を呼び込んだのかと思いきや、大竹調教師は「毛ヅヤは冴えませんでしたけどね。毎日王冠の時もそう。叩いてさらに良くなれば、と思って」。秋の大目標は次。その言葉に偽りはないだろう。

 だが、これまでと大きく違うレースであったのは確かだ。いわゆる“10日競馬”でレースに臨むのがルージュバックの調整スタイル。しかし、今回は美浦に帰厩してから3週間あまりの時間があった。昨年の毎日王冠を勝った時の在厩期間も17日ほど。厩舎で調整して競馬に臨む――調整パターンの正解を見つけた可能性は高い。

「北海道からの輸送があり、疲れを取る時間に1週間。なので、今回はゆっくりと立ち上げることができた。カイバ食いの苦労もなく、あまり多くを求めることをしなかった」とトレーナー。精神的に追い詰められることもなく、頃合いを見て調整を重ねてきたことが競馬での原動力になった感がある。それがイメージにない先行策を生んだ“好スタート”につながったのではないか。

 オールカマーは“中山巧者向き”というイメージのレース。なのに、中山向きのイメージがまるでないルージュバックが勝った。この意味は大きい。次走は11月12日のGIエリザベス女王杯(京都芝外2200メートル)。今回と同じ距離のこのレースがルージュバック向きという印象はない。しかし、進化を遂げた今回の走りを見れば、悲願のGIタイトルに大きく近づいたのは間違いない。


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