【エリザベス女王杯】波乱の主役は“地味キャラ”クロコスミア

断然1番人気のブエナビスタ(右)が3着に敗れた09年のエリザベス女王杯

【エリザベス女王杯(日曜=12日、京都芝外2200メートル)dodo馬券】GI戦再開――JRA平地GIは12・28新設ホープフルSまで怒とうの8連戦に突入する。リスタートは統一女王決定戦・第42回エリザベス女王杯。GI馬4頭に、牡馬相手の前走(京都大賞典)を制したスマートレイアー、ルージュバックなど豪華メンバーが顔を揃えた中で当欄が狙うのは上昇一途のクロコスミア。前走(府中牝馬S)Vでもフロック視されそうな地味キャラが、きっぷのいい逃げで波乱を演出する。

 近年まれに見る骨っぽいメンバーが集結した。しかし、過去にこのレースが初GI制覇となった馬も多い。エリザベス女王杯が3歳以上となった1996年以降、1番人気は21戦4勝と受難の歴史もある。

 そして、今年は有力馬のほとんどが差し&追い込み脚質。京都外回りの2200メートルという舞台は差し馬有利が一般的だが、思い浮かぶのは単オッズ1・6倍と圧倒的支持を集めたブエナビスタが3着に敗れた2009年。大逃げを打ったクィーンスプマンテ(11番人気)が勝利し、2番手追走のテイエムプリキュア(12番人気)が2着。いわゆる行った行ったの決着は世紀の大波乱となった(3連単154万5760円)。波乱決着を誘発した最大の要因は、後方に構えるブエナビスタの動きを他馬が過度に意識し過ぎたため。今年も同様の駆け引きが行われ、有力馬の仕掛けが遅れると…。坂の下りを利用してロングスパートをかけられる逃げ馬に注意を払う必要がある。

 府中牝馬Sでは絶妙の逃げでGI馬のヴィブロス、アドマイヤリード、クイーンズリングなどを完封したクロコスミア。

「もともと先行して押し切るような競馬をしていたんですが、前走は自分のペースで運んでリラックスして走れていましたね。馬の仕上がりも含めて、すべてがうまくいったという感じです」

 レースを振り返るのはデビューから同馬を担当する北添助手。しかし、展開に恵まれたことだけが前走の勝因ではないことも示唆する。

「もちろん、この夏の北海道遠征を境に成長しているところもあります。以前は牝馬らしく神経質な面もありましたが、今は普段の馬房内でも落ち着いて過ごせていますからね。その分、体力の消耗が少なくレースでの粘りも増したんだと思います」と精神面での成長を強調。少女から大人の女性へと変貌したことが重賞初制覇に結びついた。

 今夏の函館、札幌で条件戦2勝を経ての重賞勝利という道程の中、本格化を確信したのが2走前のWASJ第2戦。

「ラストの4ハロン目を11秒台にまでペースを上げたけど、ラスト3ハロンもバテることなく伸びていました。あの粘りは評価できると思います」と愛馬の充実ぶりに胸を張る。続けて「クイーンS(4着)のように好位でレースを進めると、他馬のペースに合わせることになります。やはりハナを切って自分でレースをつくる形がベスト。前走後はさらに調子を上げているので、多少早めに仕掛けても簡単には止まらないと思います」と前走に続いての大物食いを狙っている。

 昨年のエリザベス女王杯で逃げて5着のプリメラアスールの動向が微妙(同日の福島記念に回るプランあり)だが、実績勢の脚質から逃げ&先行勢へのマークは間違いなく薄い。逃げ切ってのGI初制覇は現実味を帯びてくる。


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