【エリザベス女王杯】“善戦ガール”モズカッチャンを開花させたミルコの完璧騎乗

インから左ムチの連打で馬群を抜けてきたM・デムーロ&モズカッチャン

 12日、京都競馬場で行われたGI第42回エリザベス女王杯(芝外2200メートル)は、道中好位のインで競馬を進めた5番人気のモズカッチャン(牝3・鮫島)がクロコスミアをゴール寸前で捕らえて優勝。鞍上のミルコ・デムーロは同レースを連覇、管理する鮫島一歩調教師はうれしいGI初勝利となった。オークス2着、秋華賞3着の“善戦ガール”がついに牝馬路線の頂点に立った。

「好スタートを切れて、道中はずっといいポジションで競馬ができた。4角でも手応えが良かったしね。いつも一生懸命に走ってくれる馬で最後もしっかりとかわしてくれた。前回が悔しかったのでとてもうれしいね」

 殊勲のミルコ・デムーロは、秋華賞(3着)が道中の落鉄で力を出し切れなかっただけに喜びを爆発させた。前日から京都は内が伸びて外からの差しが届きにくい馬場コンディション。最内枠のクインズミラーグロが意表を突く逃げに出たが、鞍上はゲートを決めてインの勝負圏で競馬を進めることにだけ集中。あとは前の動きを見ながら仕掛けるという完璧な立ち回りだった。

 GI・2勝馬ミッキークイーンは外から追い込んで3着と地力は見せたが、結果的に1番人気ヴィブロスは16番(5着)、2番人気ルージュバックは17番(9着)、4番人気ディアドラは11番(12着)と、上位人気馬は外枠に加えてペース、脚質がマイナス材料に…。4番枠のクロコスミアが2着したことからも、モズカッチャンに流れが向いた側面は否定できないが、今回はそれらをすべて読み切った鞍上の騎乗を素直に褒めるべきだ。

「前走はイレ込んでいたけど、今日は落ち着いていてすごくいい状態でレースに臨めた。ジョッキーも経済コースで脚を温存してくれたし、行った馬が残る競馬で流れに乗れたことで勝てた。今後に関しては未定だけど、秋3戦したのでゆっくりと英気を養ってほしい」と鮫島調教師。

 いつもあと一歩が及ばなかったが、常に全能力を出し切る競馬をしてきたモズカッチャン。そんなけなげな3歳牝馬に、名手の才気あふれる手綱さばきが最後の最後で大きなプレゼントをした。

 これで今年の牝馬GIはすべて異なる馬が勝つという結果に。ただ、3歳牝馬が古馬GI馬相手にこのレースを勝ったことは、来年の牝馬戦線で大きなアドバンテージを得たと言える。JRA賞の行方はライバル・ソウルスターリングの結果次第となるが、タイトル数では肩を並べた。しばしの休養の間に果報がやってくるかもしれない。


引用元:この記事を読む

プロのレースの買い目予想

今週末のレースの予想は今すぐこちらで確認。無料で買い目が見れます。買い目の参考に。

プロの買い目を見てみる




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。