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【ヴィクトリアM】クイーンズリング 評価急落むしろ好都合! 高速決着への秀逸な対応力で女王奪還だ!!

【ヴィクトリアマイル(日曜=14日、東京芝1600メートル)新バージョンアップ作戦】今年の古馬マイル女王決定戦は、昨年同様にGI・2勝馬ミッキークイーンが人気の中心だが、その時の勝ち馬ストレイトガール(7番人気)に◎を打って大本線的中の新VU作戦・明石尚典記者はクイーンズリングで勝負。昨秋のエリザベス女王杯覇者の完全復活を予言した。

 先週のNHKマイルCのVタイムが1分32秒3。現在の馬場レベルは例年並みか、それ以上の水準にあるとみていいだろう。一昨年→昨年のVタイムが1分31秒9→1分31秒5。6ハロン通過1分08秒1→1分08秒6のハイラップを刻んで、スプリントGI勝ちのあるストレイトガールによる連覇。今年も高速決着→スプリンター台頭の空気が流れるのは必至だが、高速決着=スプリント能力重視のスタンスには首肯しかねる部分もある。

 A→Bコース替わり1週目に固定された2009年以降は1分31秒台3回、1分32秒台5回と高速決着が常。勝ち馬8頭の共通点が「マイル以上のGIで3着以内の実績」なら、むしろ純粋スプリンターにとっては鬼門と言えまいか。時計でふるいにかけられる分、絶対能力の差が如実に表れる。そう考えて行き着いたのが“GIは長めの距離実績”の格言。その言い伝え通り?今回は中距離馬に狙いを定めた。

 本命は5歳GI馬トリオの一角クイーンズリング。昨年は8着敗戦も高速決着への耐性ありとみての◎決断だ。その根拠となるのはレースレコードが飛び出した15年秋華賞で見せたパフォーマンス(別表参照)。高速決着が頻発する秋の京都開催とはいえ、1分56秒台は出色の走破時計と言っても過言ではない。

 5~6ハロン目(12秒0→12秒3)の2ハロンをカットした前後半4ハロンの合計が45秒4+47秒2=1分32秒6。マイル換算で同じ日の古馬1000万下のVタイム(1分32秒7)を上回れば、マイルの高速決着への担保には十分。額面に偽りなしのハイレベル戦で、勝ち馬ミッキークイーンにつけた自身上がり3ハロン差が0秒5。2冠牝馬を上回る瞬発力性能の持ち主なら、いついかなる時でもマークが必要となるのは言うまでもないだろう。

 GI勝ちの勲章こそ11ハロンのエリザベス女王杯も、それ以外の重賞3勝は7~9ハロン。高速決着への対応力も含めてベストはマイル前後の確信がある。阪神牝馬Sのブービー大敗はむしろ好都合。評価急落の今こそ買いの一手だ。高速決着という意味で秋華賞と双璧をなす牝馬限定GI。女王奪還にこれ以上ふさわしい舞台はない。

【ヴィクトリアM】吉村師 クイーンズ「総合力高い」

【ヴィクトリアM】吉村師 クイーンズ「総合力高い」

M・デムーロ騎手(左)と吉村圭司調教師

M・デムーロ騎手(左)と吉村圭司調教師【拡大】

 古馬女王決定戦「第12回ヴィクトリアマイル」で、馬券の大きなポイントとなりそうなのが、クイーンズリングだ。昨年のエリザベス女王杯を勝ち、香港カップ(9着)にも挑戦したが、今年初戦のサンスポ杯阪神牝馬Sで15着惨敗。好走していればバリバリの有力馬となっていたが、人気は少々ダウンする。2つ目のGI獲りへ巻き返せるのか、吉村圭司調教師(44)の胸の内は-。

 --香港C以来だった前走は、2番人気でブービーの15着と大敗

 吉村圭司調教師「ゲート練習をしすぎたのか、抜群のスタートで逆に掛かって、今までにないポジションからの競馬で力んでいた。それに道悪も、以前に結果を出していたのでこなしてくれると思っていたけど、ジョッキーによると走りづらそうだった様子。右前の落鉄もあったし、度外視していいでしょう」

 --中間の調整は

 「香港遠征の疲れは早く回復していたし、前走もデキ自体は良かったと思う。なので大きな上積みは感じないけど、昨年が2月の京都牝馬Sからの臨戦だったのに対し、今年は阪神牝馬Sからで1カ月と少しの間隔。仕上げはやりやすかった」

 --先週はデムーロ騎手を背にCWコースで併せて、今週は坂路で単走

 「先週はしっかり負荷をかけることができた。今週はセーブ気味だったけど、いい感じ。鞍上の助手も『余裕があった』と。満足いく内容です」

 --重賞制覇は1400メートルから、2200メートルまで。東京マイルの適性は

 「幅広い距離で勝てているのは総合的にパフォーマンスが高いんでしょう。東京1800メートルの府中牝馬Sを勝っているけど、マイルは少し違うかな。ただ、昨年も走っているし、対応できない馬ではないと思う」

 --前走のようなことはない

 「力を出せずに、残念な結果だった。もともと競馬は上手だし、マイルにも勝ち星がある。力は上位だと思うので、何とか巻き返したいですね」

(夕刊フジ)

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【ヴィクトリアマイル 吉村調教師に聞く】クイーンズリング、鋭い加速に「理想的でした」

 春の古馬女王を決めるヴィクトリアマイル(14日、東京)の追い切りが10日、東西のトレセンで行われた。クイーンズリング陣営の吉村調教師を直撃。手応えなどを探った。 

 ―クイーンズリングの最終追い切りは栗東の坂路を単走で、ラストは12秒3と鋭い加速でした。

 「先週はジョッキー(Mデムーロ)を乗せてCWコースで併せ馬。いつもは内を通るところを外を回らせたので、かなり負荷がかかったと思います。だから今週はセーブ気味に。無理をしていませんし、時計(53秒2)も理想的でした」

 ―今年初戦となった阪神牝馬Sが15着でした。

 「海外遠征の疲れはすぐに回復。馬体増(プラス14キロ)も成長分だったし、ポン駆けも利く。いい状態で出せたんですが…。(昨年の)京都牝馬Sを道悪で勝っているので、馬場もこなしてくれると思っていましたが、走りづらそうにしていました」

 ―レース中に落鉄があったと聞いています。

 「それも原因だと思います」

 ―芝の1400~2200メートルで勝ち鞍があるように、幅広い距離で活躍しています。

 「珍しいタイプといえますが、基本的なパフォーマンスが高いんでしょう。乗り手の指示に従順で、確実なラストの脚につながっています。東京コースで勝ったのは1800メートルだけですが、1600メートルに対応できない馬ではありません」

 ―8着の昨年は京都牝馬S(1着)から3か月ぶりの参戦でした。

 「中4週は調整がしやすく、ちょうどいい間隔です。エリザベス女王杯を勝っている馬ですし、能力は上位。巻き返したいですね」

ヴィクトリアマイル出走の“新星”について詳しく解説!

以前とは力強さが格段に違うアドマイヤリード

 今週はヴィクトリアマイル。阪神牝馬Sを制して改めて強さをアピールしたミッキークイーン、昨年のエリザベス女王杯を勝ったクイーンズリング、力を出せた時の破壊力が凄いルージュバック辺りが人気を集めそうですが、これらの馬は何度も登場しているので寸評のみにして、新星と言えるアスカビレン、ジュールポレール、アドマイヤリードについて詳しく解説していきたいと思います。

馬体

【アスカビレン】

 以前よりも輪郭がシャープになりながらも、付くべきところにしっかり筋肉が付いてきました。それに伴って馬体のバランスも良くなっていますし、これは正に本格化したと言って良いでしょう。まだ良化途上だった昨秋の府中牝馬Sでも勝ち馬クイーンズリングからそれほど差のない4着。今の方が断然馬が良くなっていますし、このメンバー相手でも通用するはずです。背中に比べて胴が長く、それを動かすだけのトモの筋肉も付いているので、効率よくフットワークを作れる構造ですし、手先が軽いので時計勝負にも対応できます。また…

【ヴィクトリアマイル】クイーンズリングが坂路で53秒2―12秒3 吉村師「時計は理想的」

 ヴィクトリアマイル・G1(5月14日、東京・芝1600メートル)で昨年のエリザベス女王杯以来のG1制覇を目指すクイーンズリングが10日、栗東・坂路で最終追い切りを行った。

 単走でラスト1ハロンだけ軽く合図を送られると、素早い加速を見せて53秒2―12秒3をマークした。

 吉村調教師は「先週に(CWコースの併せ馬で)外を回ってかなり負荷をかけているので、今週はセーブ気味。時計は理想的でいい感じだった。前走(阪神牝馬S=15着)の敗因は道悪と落鉄が大きかったと思う。乗り手の指示に従順で、マイルの流れに対応できない馬ではない」と意気込んだ。

【ヴィクトリアM】クイーンズリング逆襲へ意欲

【ヴィクトリアM】クイーンズリング逆襲へ意欲

クイーンズリング

クイーンズリング【拡大】

 香港C9着以来だった前走がよもやの15着。エリザベス女王杯馬クイーンズリングの大変身に注目が集まる。

 栗東坂路で終始馬なりだったが、ラスト2Fは12秒4-12秒3とキビキビした身のこなしを見せた。「先週のCWコース併せ馬で一杯にやっているので、坂路でサラッとでいい」(吉村調教師)と、寸分の狂いもなく仕上がっている。

 前走の敗因については「馬場が合わずつまずいていたし落鉄もした」とデムーロ騎手。トレーナーが言う「中間のゲート練習の効果がありすぎたのか、抜群のスタートで掛かってしまった」面もあっただけに、度外視していいか。改めて指揮官は「しまいを生かす競馬をしてくれれば」と、府中牝馬Sを圧勝した東京での復活を願っていた。(夕刊フジ)

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【ヴィクトリアM】クイーンズリング、巻き返しへ自信

 昨年のエリザベス女王杯を制したクイーンズリングは、前走のサンスポ杯阪神牝馬Sで先行したが15着に大敗。吉村調教師は「一番は道悪(重馬場)が響いた。力みもあったし、落鉄もしていたし、今までにないポジションでもあった」と敗因を分析。「前回も状態はよかったので、大きく変わっていないが、牝馬が相手なら上位。折り合いも1回使って、いけるんじゃないか」と巻き返しを誓った。

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【ヴィクトリアマイル】クイーンズリング、女王復活だ!吉村師「筋肉にボリューム」

 見限るのはまだ早い。クイーンズリングは2番人気だった阪神牝馬Sで15着と大敗を喫したが、重い馬場だったうえに右前を落鉄。敗因が明確だけに、Mデムーロに悲観する様子はない。「全然走ってない。あの馬場で落鉄したのはかわいそう」と冷静に振り返った。

 昨年のこのレースは8着だったが、秋に府中牝馬S、エリザベス女王杯を連勝した。「筋肉にボリュームが出てきた。体が大きくなって、完成されてきた感じです」と吉村調教師。前走はデビュー以来、最高となる466キロでの出走だったが、馬体増を成長とみている。

 3日の栗東・CWコースでは6ハロン82秒3―11秒9とシャープな伸び脚をみせた。「落鉄の影響もなく、乗り込めています。府中も問題ありません」とトレーナー。本来の走りを見せ、再び女王の座に就く。

【ヴィクトリアM】逆襲の実績馬!クイーンズリングがV候補


V候補に指名されたクイーンズリング
Photo By スポニチ


 ヴィクトリアM過去10年のデータを分析した結果、昨秋エリザベス女王杯を制したクイーンズリングがV候補に浮上。前走15着からの激変に期待する。

【ヴィクトリアM】

 <1>年齢 6、7歳で15、16年連覇のストレイトガールは偉大過ぎて例外。過去10年で4歳が6勝(2着7回)、5歳が2勝(2着2回)で他の世代を圧倒している。ストレイトガールを除けば、6歳以上の連対は15年ケイアイエレガント(6歳)の2着だけ。悲願のG1初制覇を狙うスマートレイアーは既に7歳。年齢の壁は厳しい。

 <2>東京実績 優勝馬10頭中、9頭が東京で重賞Vか東京G1・3着以内の実績があった。唯一例外の08年エイジアンウインズは東京未経験。2年前の桜花賞馬レッツゴードンキは2歳時のアルテミスS2着の実績はあるが、昨年のヴィクトリアマイル10着は負け過ぎ!?東京初登場のジュールポレール、ソルヴェイグもお別れ。

 <3>強い桜好走馬 桜花賞好走馬が強いのもレースの傾向。優勝馬10頭中、エイジアンウインズ、ストレイトガール以外の7頭は桜花賞に出走し、全て掲示板(5着以内)に載っていた。桜花賞9着ルージュバック、同10着デンコウアンジュは気になる。

 <4>前走白星は不吉? 前走1着から優勝したのは08年エイジアンウインズだけ。前走敗戦馬の逆襲がなぜか多い。前走で力を使い果たすより、余力を残して負けた方がいいぐらい。阪神牝馬S1着ミッキークイーンは不吉なデータを覆せるか?

 結論 残ったのはクイーンズリング。桜花賞4着、昨秋の府中牝馬S優勝で東京実績も加わった。阪神牝馬S大敗(15着)からVなら昨年ストレイトガール(阪神牝馬S9着)と同じパターン。G1馬の底力を見せる。

ヴィブロス春は全休、エリ女かJCへ マカヒキは凱旋門賞見送り国内専念

 ドバイターフを制したヴィブロス(牝4歳、栗東・友道)が、年内は国内に専念することが30日、分かった。友道師は「始動戦は分かりませんが、エリザベス女王杯(11月12日・京都)かジャパンC(11月26日・東京)を使って最優秀4歳以上牝馬を目指したい。春は使いません」と語った。

 また、僚馬で大阪杯4着のマカヒキ(牡4歳)も今年の凱旋門賞挑戦を見送り、年内は国内に専念する方針。現在は福島県のノーザンファーム天栄で放牧中で、次戦は宝塚記念を予定している。

提供:デイリースポーツ

ヴィブロス春は全休、エリ女かJCへ マカヒキは凱旋門賞見送り国内専念

 ドバイターフを制したヴィブロス(牝4歳、栗東・友道)が、年内は国内に専念することが30日、分かった。友道師は「始動戦は分かりませんが、エリザベス女王杯(11月12日・京都)かジャパンC(11月26日・東京)を使って最優秀4歳以上牝馬を目指したい。春は使いません」と語った。

 また、僚馬で大阪杯4着のマカヒキ(牡4歳)も今年の凱旋門賞挑戦を見送り、年内は国内に専念する方針。現在は福島県のノーザンファーム天栄で放牧中で、次戦は宝塚記念を予定している。

ヴィブロス、次は秋 エリザベス女王杯かジャパンC

 3月のドバイターフを制した後、休養しているヴィブロス(栗・友道、牝4)は秋は国内に専念する。30日、友道調教師が「JRA賞(最優秀4歳以上牝馬)を狙えるようにローテーションを組みます」と明らかにした。始動戦はエリザベス女王杯(11月12日、京都、GI、芝2200メートル)かジャパンC(同26日、東京、GI、芝2400メートル)になる。

 昨年のダービー馬で大阪杯4着の僚馬マカヒキ(牡4)は、秋は未定で凱旋門賞(10月1日)挑戦は見送る。上半期は宝塚記念(6月25日、阪神、GI、芝2200メートル)を予定している。

★ヴィブロスの競走成績はこちら
★マカヒキの競走成績はこちら

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シャケトラ、坂路を軽快に駆け上がる


リトルアマポーラ15素軽さ十分(28日・石渡・美浦)
 エリザベス女王杯を制したリトルアマポーラの4番子、リトルアマポーラ15(牡2歳、美浦・大竹、父ノヴェリスト、母リトルアマポーラ)が入厩。坂路を軽めのキャンターで登坂。まだ全体的に幼さを残す状態ではあるが、素軽さ十分のフットワークは好印象。今後の動向に注目したい。

サンライズソウマ砂で覚醒へ(28日・堀尾・栗東)
 芝で3戦していずれも凡走のサンライズソウマ…

絶好調の厩舎から(美浦)

 ご無沙汰しております。牧野です。今週は美浦へやってきました。POG本も何とか発売にこぎ着けたのでブログの方もこまめにパッチパチしたいと思っております。

 とりあえず、弊社で初めてPOG本を発売したということで、いま関東でノリに乗っている国枝調教師に宣伝用の写メをお願いしたところ、「これで儲けようっていうのか? どうせイン〇キなことばっかり書いてるんだろ~」といつものようにディスってくるではありませんか。そんな妄言に構っていられない。とりあえず、「とにかく本を持って! 笑顔で! ハイ、チーズ!」とワタクシの合図で写メに映って頂きました。ありがとう、ございました(笑)。その国枝師は先々週の中山で4勝を挙げたかと思えば、先週の東京でも3勝をマーク。いつのまにか全国リーディング3位に浮上しているではありませんか。しかも、その7勝はいずれも国枝師が福島&新潟出張中の不在時。ピンクカメオでNHKマイルを勝った時も新潟出張でしたし、なぜか国枝厩舎はボス不在の競馬場で勝ちまくるんです。調教師元気で留守がいい、とでも言うんでしょうか。それはともかく、ツイてる人に乗ろうということで、国枝師に我々のPOG本の広告塔になって頂きました!

 さて、この流れから本日は国枝厩舎編ということで。まずはPOG本の締め切りに間に合わなかった【ダイワメモリー(牝、父ノヴェリスト、母ダイワスカーレット)】が入ることになりました。国枝調教師によれば、「うちに入る予定だけど、まだまだ入厩は先。現時点で具体的なスケジュールは決まっていない。俺自身もまだ馬を見てないしね(笑)。それにしてもカタログ映えする、すごい商品だよな。もちろん血統的に期待している」と上機嫌でした。

 以下はPOG本と被っている部分も多いと思いますが、まずはディープインパクト産駒から紹介しましょう。青葉賞2着で日本ダービー(7着)に駒を進めたタンタアレグリア(父ゼンノロブロイ)を半兄に持つ【タンタフエルサ(牡、父ディープインパクト、母タンタスエルテ)】に注目しています。「ディープらしい馬で、(3月時点で)450から460キロくらいかな。姉のパララサルーもいい馬だったけど、こっちはよりフレームがしっかりしている。距離は長めの方かもしれないが、兄(タンタアレグリア)よりも性格は真面目」とかなり感触は良さそう。ディープインパクトの牝馬では【ノチェブランカ(牝、父ディープインパクト、母ナイトマジック)】の評判が良さそうです。全姉アルミレーナはデビュー2戦目で勝利を挙げたが、祖母に独オークス、バーデン大賞の勝ち馬ナイトマジックがいる母系は優秀。「姉よりひとまわり大きい。いい感じで調教を進めている。けっこう上のクラスまで行けそうな感じがする。早い時期から使うことになりそう」と早期の始動を示唆しておりました。【サトノディード(牡、父ディープインパクト、母ゴジップガール)】は全兄ジェネラルゴジップが芝の中距離で活躍中。「ディープ産駒の割りには立派な体をしている。馬っぷりはいい。500キロを超えるぐらいかな。秋口のデビューになると思うが、いいところまで行けるかも」と期待は大きい。【ククルカン(牡、父ディープインパクト、母クイーンカアフマヌ)】は4勝を挙げたカナロアの全弟で、馬主が金子真人ホールディングス。「新潟で使えそう。全体的にまとまっているし、いいところがありそう」と感触は上々でした。ダノンオブザイヤーの全弟にあたる【レディジョアンの15(牡、父ディープインパクト、母レディジョアン)】については、「いい体つきの馬だし、秋ぐらいにはデビューできそう」とまずまずの評価。【チェリーコレクトの15(牝、父ディープインパクト、母チェリーコレクト)】はイタリアオークスを制した母の初子で、15年のセレクトセールで落札額7600万円。「ディープらしい牝馬で420キロ。軽い馬だけど、欲を言えばもう少し体が欲しい。夏ぐらいにはデビューできそう」と感触は良さそう。【ロールモデル(牝、父ディープインパクト、母インランジェリー)】は米GI勝ちの母を持つ良血だが、「女馬にしては立派。軽さがもう少し欲しいので時間をかけた方がいいかも」と成長待ちの構えだ。

 ほかの産駒では【コズミックフォース(牡、父キングカメハメハ、母ミクロコスモス)】がダートで勝ち上がったアンティノウス(父クロフネ)の半弟。「軽さがあるので芝でも行けそう。気のいいタイプだけど、慌てて使うこともないかな」とじっくり調整していく感じでした。新種牡馬ロードカナロア産駒の【アーモンドアイ(牡、父ロードカナロア、母フサイチパンドラ)】も感触のいい1頭で、母はエリザベス女王杯を制したフサイチパンドラ。。「バランスがいい馬。スピードがあるし、距離もマイルから長い距離をこなせそう。そろそろ当たりが出そうかな」と手応えはありそう。【キングスヴァリュー(牡、父キングカメハメハ、母アートプリンセス)】は14年全日本2歳優駿で2着のタップザット(父タピット)の半弟。「芝もダートも走れそうな雰囲気。体は大きめで、秋ぐらいにはデビューできそう」と見ている。ホープフルSを勝ったシャイニングレイの半妹にあたる【サンライズシェル(牝、父キンシャサノキセキ、母シェルズレイ)】に関しては「スピードタイプでデビューは早そう。やる気満々の馬。お尻がムッチリしている」と感触がいい。【ロジスカーレット(牡、父ダイワメジャー、母メジロジェニファー)】は中距離で3勝を挙げた母の初子。「メジャーにしては軽さがある馬。動きは柔らかいし、芝向きだと思う」と感触は良さそう。【エルディアマンテ(牝、父キングカメハメハ、母ディアデラノビア)】は重賞3勝を挙げたディアデラマドレの全妹。「この血統はみんな走っている。パワータイプでしっかりした馬」と好印象の様子。【オーバーハング(牡、父キングカメハメハ、母ペディクラリス)】はダートで活躍するバンズーム(父シンボリクリスエス)の半弟。「500キロぐらいある大柄な馬。芝でもダートも行けそうだけど、やっぱりダートかな」とのこと。新種牡馬エイシンフラッシュ産駒の【スルージエアーの15(牡、父エイシンフラッシュ、母スルージエアー)】は「いい格好の馬。順調だし、夏に入れて秋口に使えるかな」と考えている。函館2歳S覇者ステラリード(父スペシャルウィーク)の半妹【シーザライト(牝、父ルーラーシップ、母ウェルシュステラ)】については、「500キロぐらいある馬。夏からデビューできそう」と早めの始動を示唆。【へヴンリークルーズの15(牡、父キングカメハメハ、母へヴンリークルーズ)】は「コンパクトな体でスピードもありそう。早めに使えるかも」とのこと。砂でデビューから2連勝を飾ったヴェルデホの半弟にあたる【ピラータ(牡、父クロフネ、母ディナシー)】は15年セレクトセールの当歳で1億円の値がついた。「全体的に成長が遅い。少し時間をかけた方がいいかもしれない」と成長待ちの様子でした。

 本日はここまでです。では、また。

【天皇賞・春】プロレタリアトの小島茂調教師に聞く「状態は本当にいい」

 今週末の第155回天皇賞(春)・G1(30日、京都・芝3200メートル)に、プロレタリアト(牝6歳、父ハーツクライ)を出走させる小島茂之調教師が、意気込みを語った。

 ―プロレタリアトの体調はいかがですか。

 「状態は本当にいいですよ。昨年10月に京都で勝った時(古都S)よりもいいくらいです」

 ―紅一点で、天皇賞参戦を決めた理由は。

 「もともと、杉原(騎手)と天皇賞はいいだろうという話はしていました。距離適性はあるし、この馬にとって京都の長距離は最高の舞台。(昨年の)エリザベス女王杯(14着)より条件はいいくらいです。ただ、当時より相手も強いんですけど(笑い)」

 ―どの辺に適性を感じているんでしょうか。

 「広いコースで直線に坂があると駄目な馬。(前走の)ダイヤモンドS(11着)もそんな感じでした。下り坂で勢いをつけて、それが長続きするタイプなので、条件は合っているんだと思います」

 ―ズバリ、一発の可能性は。

 「クィーンスプマンテでエリザベス女王杯を勝った時(09年)は、ブエナビスタなど有力馬がみんな差し馬でしたが、今回は人気どころの脚質が違いますからね。自分の競馬に徹してどこまでというところだと思います。でも、出なきゃ宝くじも当たらない(笑い)。当然、勝つ意思を持っていますよ」

残念なことも(美浦)

 こんにちは。牧野です。今週は美浦へ来ております。水曜から一気に気温が上昇。のんびり花見でもしたいところでありますが、POG本の締め切りに追われている毎日であります。

 さて、サッカーファンはご存知でしょうが、先日の欧州CLでは試合会場に向かうドルトムントの選手を乗せたバスが爆破攻撃に遭う事件が発生。しかも、DFのバルトラという中心選手が爆破の影響で手術をするほどの重傷を負ってしまったんです。非常に残念な事件だったんですが、毎年のように欧州CLを観戦するために現地まで足を運んでいるワタクシにとっては他人事ではない。憤りを感じております。

 海外のトラブルと言えば、先のドバイ国際競走に出張していた記者にも一悶着あったようでして。E航空の帰国便でオーバーブッキングが発生。搭乗できない人が続出したらしいんです。一刻も早く帰国してガルーズバーに通いたかったI記者は、自腹でもう1泊させられるハメになって憤慨しきり。女性のM記者はなぜかムンバイ経由の飛行機に乗せられ、トランジットで5時間のロス。空港内で本場のインドカレーを味わったら、慣れないスパイスで刺激された下腹部が忙しくなったとか。過剰予約のお詫びにドバイー日本間の往復チケットをもらってもE航空への不信感は拭えなかったようです。運良くオーバーブッキングをすり抜けたK記者は、「もってるのはオレだけっすね~」と吹聴していたのに、デスクから発注された原稿を出さずに離陸。帰国後にデスクから大目玉を食らったのは言うまでもない。昨年もJ〇AのT氏の迷走劇があったように、ドバイ出張は毎年ネタが尽きないようです。

 肝心のPOG情報ですが、先日のブログで更新した手塚厩舎の【エクストラブレンド(牡、父ディープインパクト、母ウルドラブレンド)】は4月1日の時点で管骨の複雑骨折が判明。治療が難しいことから安楽死になっておりました。気付くのが遅くて、3月末に取材していた厩舎情報をそのまま掲載してしまいました。失礼致しました。上位で指名しようと思っていた馬だけに残念でなりません。かなり手応えを感じていた手塚調教師も「こればっかりは仕方がないけど、ホントに残念だよ」とガッカリしているようでした。その手塚厩舎は7日からへニーヒューズ産駒の2頭が美浦入り。サンデーRの【オーヴァーライト(牡、父へニーヒューズ、母オーヴァーアンダー)】と落合幸弘氏の【ムスコローソ(牡、父へニーヒューズ、母ルナレガーロ)】です。「どちらも入ったばかりだし、とりあえずゲートを試験に向けて調教を進めていきたい」と手塚師でした。

 ほかで気になるところは3月30日に美浦に入った新種牡馬の【ステルヴィオ(牡、父ロードカナロア、母ラルケット)】は7日にゲート試験に合格。すでに8日にはNF天栄へ放牧に出されておりました。木村調教師によると、「フットワークが素晴らしい。筋肉質というよりも、割としなやかな感じがする。東京デビューを目指します」と好感触の様子でした。また、シルクRCの【キューグレーダー(牝、父ダノンシャンティ、母バグダッドカフェ)】も5日から入厩して、東京デビューを視野に入れている1頭。「大人びている。癖がない。週末にゲート試験を受けようと思っている、6月の東京を目標にしている」と栗田徹調教師は話しておりました。

 そして、本日に厩舎別は二ノ宮厩舎から。先生が積極的に取材に応じてくれないので、ぶら下がり取材で聞いた馬を数頭だけピックアップしました。まずは血統的に注目しているディーマジェスティの全妹【ラブセイナ(牝、父ディープインパクト、エルメスティアラ)】は6月9日の遅生まれということもあって、成長も遅いそうです。二ノ宮調教師によれば、「遅生まれで体はまだ400キロしかない。4歳でデビューさせるぐらいの気持ちでじっくりやっていった方がいいかも」とのこと。どうやらPOG向きではなさそうです。感触が良いのはキャットコインの半妹にあたる【ロックディスタウン(牝、父オルフェーヴル、母ストレイキャット】でしょうか。「現時点で470キロぐらいあるし、お姉さんよりは明らかにふっくらしている。きょうだいの中ではワンブレスアウェイ(父ステイゴールド)に似ているかも」と二ノ宮師でした。また、エリザベス女王杯を制した母を持つ【レインボーダリアの15(牝、父ディープインパクト、母レインボーダリア)】も注目。「だいぶ体がしっかりしている。まだはっきりしたことは言えないけど、早くからデビューできるかもしれない」と二ノ宮師は見ているようです。新種牡馬ではサンデーRの【クリームヒルト(牝、父ノヴェリスト、母クロフォード)】も入る予定。「大きくなりすぎているけど、いい形をしている馬だし、決して悪くはない」とまずまずの印象を抱いているようでした。ほかでは猪熊氏の【マイティバローズ(牡、父ステイゴールド、母インプレスゴールド)】がダートで勝ち上がっているラインフェルスの半弟ですが、こちらは芝向きの様子。「ステイ産駒なんで、まだ本性は出していないけど、馬の形はいい。これから調教を積んでどうなっていくか」と二ノ宮師でした。また、広尾Rの【アドバンスマルス(牡、父Jimmy Creed、母ビジューミス)】は短距離重賞で2勝を挙げたリトルゲルダの半弟。日本初デビューの父は米マリブS(ダート1400M)でGI勝ち。「父も1400MのGI勝ちだし、イメージ的にはダートの短いところかなという感じがする」と印象に口にしておりました。

 本日は以上です。

【阪神牝馬S】ドバイターフ覇者ヴィブロスを強烈に意識するクイーンズリング陣営

昨年の「エリザベス女王杯」を制したM・デムーロ=クイーンズリング

【阪神牝馬S(土曜=8日、阪神芝外1600メートル=1着馬にヴィクトリアマイル優先出走権)栗東トレセン発秘話】ドバイターフを見事に制したヴィブロス担当の友道厩舎・安田助手がこんなことを言っていた。

「これまではずっとチャレンジャーの気持ちでライバルを追いかけてきましたけど、これで一気に追われる立場になりましたね。これからはまた違うプレッシャーがありますよ」

 1着賞金約4億円の海外のビッグGIを制したのだから、確かにヴィブロスは古馬牝馬戦線のトップに躍り出たと言っていい。今後はこの馬を頂点にした戦いが繰り広げられることになる。

 GII阪神牝馬Sには早くもヴィブロスを強烈に意識して、勝負を仕掛ける人物が…。吉村厩舎でクイーンズリングを担当する当コラムおなじみの矢野厩務員である。

「あの馬がドバイで勝ったし、もう今年は一戦も負けられん。そんな気持ちや」

 昨年はエリザベス女王杯を制しながら、JRA賞でマリアライトに敗れ、「最優秀4歳以上牝馬」のタイトル奪取ならず。マリアライトが昨年、宝塚記念1勝に対して、こちらは京都牝馬S、府中牝馬Sと合わせて重賞計3勝。しかも直接対決のエリザベス女王杯でマリアライトは6着に敗れているのだから納得がいかないのもよく分かる。

「向こうが勝つにしても、差はないと思っていた(マリアライト=233票、クイーンズリング=46票)。あの結果はホント、悔しかったよ。だから今年こそはタイトルを取りたい。そのために今年は一戦も取りこぼせないということや」

 肝心の馬の体調も申し分ない。M・デムーロを乗せて2週連続で併せ馬を消化。「トモに張りが出て、いかにも古馬らしくなった。休み明けでも本数をきっちりこなして動ける状態にありますし、初戦からいい結果を期待したいですね」とは吉村調教師。

 ヴィブロスに追いつけ、追い越せと気合十分のクイーンズリング&矢野さんを全力で応援したい。

【土曜阪神11R・阪神牝馬S】馬体は完成形!!クイーンズリング好発進

藤岡信三
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藤岡信三

食らいついたら離さない。この厩舎もあの厩舎もお任せの西のベテラントラックマン。長年の取材で築いた独自のネットワークを駆使した情報網から勝ち馬を導き出す。

【土曜阪神11R・阪神牝馬S】馬体は完成形!!クイーンズリング好発進

力上位の存在(C)日刊ゲンダイ

【阪神11R・阪神牝馬S】 クイーンズリングが好発進を決める。

 昨秋は4カ月ぶりの府中牝馬SでいきなりV。続くエリザベス女王杯では待望のGⅠタイトルも獲得した。暮れの香港Cでは⑨着と結果は出なかったが、勝ったモーリスを筆頭に強力牡馬が相手である。外…

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【土曜阪神11R・阪神牝馬S】前走がハイレベルVだったジュールポレール

新谷学
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新谷学

全レースを詳細にデータ化することに成功。全ての馬を独自に作り出した馬券直結のレーティングで丸裸にして本命馬はもちろん穴馬までしっかりケアする人間コンピューター。

【土曜阪神11R・阪神牝馬S】前走がハイレベルVだったジュールポレール

前走レートは重賞に迫る121(C)日刊ゲンダイ

【阪神11R・阪神牝馬S】 直近レート比較で上位を占めるのは人気を集めるGⅠ組。2走前比較でトップはエリザベス女王杯を制した時のクイーンズリングで123。そして前走比較のトップは有馬記念⑤着のミッキークイーンで122となる。もちろん上位争いは間違いないだろうが、狙いは◎ジュールポ…

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【阪神牝馬S】レース展望

【阪神牝馬S】レース展望

ミッキークイーンはここでは地力上位の存在だ

ミッキークイーンはここでは地力上位の存在だ【拡大】

 阪神には土曜も重賞が組まれ、メインで行われるのが第60回サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(8日、GII、芝・外1600メートル)。1着馬にはヴィクトリアマイル(5月14日、東京、GI、芝1600メートル)の優先出走権が与えられる。2008年には昇級初戦として臨んだエイジアンウインズが優勝を飾り、勢いそのままに春の古馬女王の座も手中に収めた。以前の1400メートルから200メートル延長された昨年は9着ストレイトガール、2着ミッキークイーンがヴィクトリアマイルで1、2着。より前哨戦としての意味合いが強まった感がある。

 今年は実績のある5歳馬が多い。中でも、ミッキークイーン(栗東・池江泰寿厩舎、5歳)は昨年と同じくここを始動戦に定めてきた。3歳時に牝馬2冠を飾り、牝馬戦線の中心を担うはずだった昨年だったが、4戦して未勝利。それでも、昨年の当レース、ヴィクトリアマイルと2着に好走し、調整の遅れからぶっつけとなったエリザベス女王杯で3着、強豪牡馬相手の有馬記念も5着と力のあるところを見せた。5歳を迎えて体質がしっかりしてきたことで、中間は調教の質がアップ。ここ2週続けてCWコースでラスト1ハロン11秒台をマークしており、状態の良さがうかがえる。マイル重賞は3戦全て2着と、詰めの甘さが残るが、牝馬の中に入れば地力上位は間違いないところ。昨年のマイル2戦を糧に流れに乗れれば、久々の差し切りが望める。

 クイーンズリング(栗東・吉村圭司厩舎、5歳)は昨秋に府中牝馬S-エリザベス女王杯を連勝し、本格化を迎えた。前走の香港カップは9着に敗れたが、初の海外遠征、一流馬がそろっていたことを思えば悲観する必要はない。さらにいえば、距離もベストとはいえなかった。エリザベス女王杯を制しているが、スローの流れに恵まれた印象もあり、本来の切れ味が生きるのは1400~1800メートル。今回の外回りマイルは絶好の舞台といえる。海外遠征後の初戦で調整具合が気になるが、1週前にCWコースで一杯に追われて僚馬に1馬身先着(6ハロン82秒1-12秒2)と、しっかり動いており、休み明けでも力を出せそう。重賞4勝はメンバー最多タイ。牝馬同士なら上位争いは間違いなさそうだ。

 トーセンビクトリー(栗東・角居勝彦厩舎、5歳)は前走の中山牝馬Sで重賞初制覇。エリザベス女王杯勝ちのトゥザヴィクトリーを母に持つ良血が、いよいよ開花してきた。以前は気性の激しさゆえに結果を残すことができなかったが、昨秋以降は心身ともに成長し、先行しても折り合いの付いたレースぶりが光る。休み明け(昨年以降は3戦3勝)の方がテンションが高ぶらずに臨めており、今回は叩き2走目でいかに落ち着いてレースに迎えるかがポイントになりそうだが、気性的にマイルへの距離短縮は間違いなくプラスに働くだろう。

 4歳勢では、ジュールポレール(栗東・西園正都厩舎)の勢いが侮れない。昨年6月に初勝利を挙げた後、2戦は2000メートルで勝ち切れずにいたが、1600~1800メートルに距離を短縮して一気に3連勝。いずれも好位から早めの追い出しで長くいい脚を使い、他馬を封じ込んだ。こちらもマイルチャンピオンシップ覇者サダムパテックの妹で、血統的な魅力に満ちている。今回と同じ阪神マイルは2戦2勝。初タイトルを狙うには打って付けの舞台だ。

 アドマイヤリード(栗東・須貝尚介厩舎、4歳)も、同じく連勝中の4歳馬。4走前、3走前は、今回ライバルとなるエテルナミノル、ジュールポレールの2着に敗れたが、その後2戦を持ち前の切れ味で差し切った。阪神コースは4戦して5着が最高だが、いずれも重賞の舞台。力をつけてきた今なら克服しても不思議はない。

 アットザシーサイド(栗東・浅見秀一厩舎、4歳)は2歳時の秋明菊賞を最後に勝利から遠ざかっているが、フィリーズレビュー2着、桜花賞3着など重賞でも好走例があり、地力は上位。プラス14キロだった前走の京都牝馬S(8着)からどれだけ絞れているかが鍵だが、4戦して掲示板を外していない阪神コースなら巻き返しがあっていい。

 デニムアンドルビー(栗東・角居勝彦厩舎、7歳)はサンスポ賞フローラS勝ち、ジャパンC2着の実績馬で、阪神コースではローズS勝ち、宝塚記念2着を含め【2・3・0・1】で掲示板を外していない。昨年12月に戦線復帰後、重賞4戦のうちGIの2戦を除けば0秒5差(金鯱賞)、0秒2差(中山牝馬S)。叩きつつ状態は確実に上向いており、久々の好走も期待できそうだ。

 タッチングスピーチ(栗東・石坂正厩舎、5歳)は15年のローズSでミッキークイーン(2着)、トーセンビクトリー(3着)、クイーンズリング(5着)を破って重賞初V。近2走は牡馬相手の重賞で僅差の勝負をしており、地力は見劣らない。クリノラホール(栗東・谷潔厩舎、4歳)は昇級初戦の愛知杯で0秒4差(7着)に好走。相手なりに走れるのが強みで、混戦になれば堅実な末脚が生きそうだ。他にも末脚確かなデンコウアンジュ(栗東・荒川義之厩舎、4歳)、ラストランとなるGI・3勝馬メイショウマンボ(栗東・飯田祐史厩舎、7歳)などの走りに注目したい。

★サンケイスポーツ杯阪神牝馬Sの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載